◎○△▽×
@原則として米を原料とした黒麹を使用。白麹も使っている。
加那・名瀬市・西平酒造 40度 ×
香りと味に微かに甘味あり。だが何か少し不快な味を感じさせるものがある。それと熟成が足りない。
奄美 30度 香りがある。 一升杉浦 ◎
重千代 30度 香りがない。 ×
・奄美の黒糖焼酎はまだたかだか第二次世界大戦後からの歴史しか持たない酒である。
峠・南佐久郡臼田町橘倉商店 25度 米麹(20%)、蕎(80%) △
辛めの味。いかんせん薄すぎる。
峠・クリスタルオールド 40度 米麹(20%)、蕎(80%)、樫樽貯蔵 ▽
辛い。熟成が全然足りない。
雲海・西臼杵郡 25度 麦麹、主原料は米 △
刈干・西臼杵郡高千穂町 25度 麦麹・米麹、主原料は麦 △
刈干、並みレベルの焼酎の典型的な味。焼酎特有のぴりっと来る辛味。度数が少ないせいでの水っぽさ。芳香にも乏しい。
2004/12/上旬 物理のM氏より頂く。
十割(とわり)・宝酒造(京都市伏見区)25% そば、そば麹(そば全量) ○
宮崎の黒壁蔵にて貯蔵・熟成
原料に由来する旨み・甘みがあっておいしい。多少アルコールの辛さが残っている。
紅乙女・浮羽郡田主丸町 25度 米麹、麦、胡麻(10〜20%)ひどく辛い ▽
天照・西臼杵郡高千穂町・神楽酒造 25度 米麹、麦、栗(20〜30%) ○
香りは大変よい、中国の白酒を思わせる。25度だが薄さを感じさせず滑らか。ただ、飲むとぴりっと来る。熟成が足りない。水っぽくなく、質感がある。だが本当に香りがいい?なぜか甘味を感じる。
SUN燦・協和醗酵 25度 結構こくがあっておいしい。
甲類焼酎と、いわゆるホワイトリカーの境目はどこにあるのか。
ホワイトリカー:果実酒用焼酎の呼称
酒税法では甲類をホワイトリカー@、乙類をホワイトリカーAとしている。
焼酎のアイデンティティは、麹の使用をおいて他はない。麹を使用していないホワイトリカーに焼酎を名乗らせることは出来ない。
イオン交換樹脂による精製とは何か?
僕は今だに本当にこくのある本格焼酎に出会ったことがない。ロシアのウォッカや、ロンリコ社のラムが持っているあのこくを持った焼酎を飲んだことがない。ちなみにロンリコ社のラムは連続式蒸留器で作られたものである。
焼酎は水で薄め過ぎではないか?25度の酒ははっきり言って水っぽい。僕はこれからもう35度以上の焼酎しか飲まないことにしようかと思う。
度数の高い焼酎の辛味、刺激味を和らげるためには熟成は不可欠ではないか。今までに飲んだ焼酎で旨かったものはやはり十年ものが多い。
国税庁は平成七年地理的表示を制定し、琉球泡盛、球磨焼酎、壱岐焼酎の三地域を産地指定した。
日本の焼酎の世界は二つの大きな間違いを犯している。
一つは普通に販売されている焼酎のアルコール度数が低過ぎることである。25度が主流である現状は明らかにおかしい。水で薄められた状態で販売されているということは、蒸留技術の低さを誤魔化すことが可能になっているということである。はっきり言ってとんでもない低レベルのアルコールが焼酎と称して売られていることがある。私は原則として自分が買う焼酎は35度を最低限度としている。しかし、これでは優れた芋焼酎を買えなくなってしまうので、例外を設けてはいるが、芋焼酎も本来私はもっと濃い味で飲みたいのである。
二つ目の大きな間違いは、酒粕焼酎にそれに相応しい評価を与えていないことである。その原因は今の日本人が、臭いの薄い、言い換えると本来の焼酎の味わいに乏しいものの方をむしろ好むという悲しむべき現状にある。酒粕焼酎とは、まさに日本の酒、日本の醸造酒、日本酒の絞り粕から作った蒸留酒である。
清酒の酒粕焼酎が冷遇されている一方で、ヨーロッパ文化圏の代表的な酒、葡萄酒から作られた酒粕焼酎である、フランスのマールやフィーヌ、イタリアのグラッパ(日本では全くといっていいほど知られていないが、ドイツにもトレスターという酒粕焼酎がある)などが日本のグルメの世界で有難がられ始めているというのは、歪んだ話である。明治以来の日本人の悪性、ヨーロッパコンプレックスのゆえに、自分の中の本当に良きものを正当に評価できないという悲しき性がここでも出たかと思う。