清水真哉の大放言・スポーツ


「<暴力団観戦>維持員席販売常態化 案内所「1席40万円」
5月28日 毎日新聞
 大相撲名古屋場所の「維持員席」で暴力団幹部が観戦していた問題で、日本相撲協会は27日、入場整理券の手配にかかわった2親方に「部屋一門預かり」などの厳しい処分を下した。問題の背景には、伝統文化を守るための「維持費」を協会に納めた後援者の席である維持員席が売買の対象とされていたことがある。名古屋場所で、親方らのルートとは別ルートで暴力団員に渡った入場券を売買していた相撲案内所の経営者は、毎日新聞の取材に「維持員席を買い上げることは以前からあった」と常態化した売買の実態を証言した。【村社拓信】
 維持員席は「砂かぶり」と呼ばれる溜席(たまりせき)の中でも最前列の席。名古屋など地方場所の場合で、協会に6年で維持費130万円を寄付するなどし、理事会で承認された「維持員」に割り当てられ、本来、売買対象ではない。
 維持費は年分割で納めるが、6年ごとの更新前に維持員を辞める人・団体がある。名古屋場所で座席管理などを請け負う名古屋市の相撲案内所は、こうした人・団体に割り当てられた維持員席の入場券を買い上げ、1席約40万円(15日間通し)で販売していたという。
 同案内所の経営者の男性は09年11月、愛知県警から任意で事情聴取され、自分が券をさばいた維持員席に暴力団員が座っていたことを知った。男性は「古くから付き合いのあるお客さんに頼まれた。暴力団に渡っていたのは分からなかった」と話す。男性の案内所から、2階級降格と部屋一門預かりの処分を受けた木瀬親方(元前頭肥後ノ海)や、けん責処分を受けた清見潟親方(元前頭大竜川)ら協会関係者に渡したことはないという。
 男性によると、協会、案内所ともに入場の際に維持員証を確認しておらず、入場券だけを見て席に案内しているため維持員以外が座っていても分からないという。男性は「管理している溜席を含め1日約100人の客が幕内取組の時間に集中する。一人ずつ確認することは難しい」と明かす。
 名古屋場所の溜席は約550で、このうち維持員席は最前列から4〜5列目の300。名古屋では現在五つの案内所が「名古屋相撲案内所組合」を結成して運営。東京、大阪、福岡にも案内所がある。」

そもそも維持員席などという不明朗な席を設けていることが問題なのである。
協会は全ての座席を明確な価格で販売すべきである。
2010/5/30


元ロッテの投手が強盗殺人を犯した事件で無期刑の判決が下った。
産業廃棄物処理会社に勤め、ヤミ金融で借金をした上での犯行であった。
プロスポーツ選手の多くは、高校や大学を卒業して直ぐに平均的な勤め人を上回る年収を稼ぎ始め、実績を上げれば一億を越える年俸を得ることも可能である。
ところが三十かそこらで引退の時期を迎えると、後はたいてい只の人になってしまう。
適切な金銭感覚を身に付ける機会のないまま所得の乱高下を経験すれば、中にはこの元投手のような間違いをしてしまう例も出て不思議ではない。
一度覚えた贅沢は容易に忘れ難いものであろうから。
そこで思うのだが、プロスポーツ選手の年俸は一年で全てを渡してしまうのではなく、金融機関と提携した年金方式を組み合わせた方が良いのではないか。
例えば一億円の年俸を出す代わりに、五千万円の年俸と年十万円を一生涯受け取れる権利を十口などとする。
長く活躍すれば、この年金額が増えていくことになる。
もっとも私が心配するような話でもないが。
2005/10/2


楽天が田尾安志監督を解任した。
一年目のあのチームで誰が田尾以上の成果を残せたというのであろうか。
楽天のオーナーである三木谷浩史はサッカーJリーグ、ヴィッセル神戸のオーナーでもあるが、ここでも監督の首を頻繁にすげ替え続けてきた。
その結果としてヴィッセル神戸もリーグ最下位である。
楽天と違い、ヴィッセルは昨日今日リーグに参加した訳ではない。
こうなると、その資質を問われるべきは、監督ではなくオーナーの方ではなかろうか。
2005/9/25


我が応援する浦和レッズが先のナビスコカップでJ初タイトルを獲得したと思ったら、唐突にオフト監督が退任だという。
ようやくチームが上手く回転し出し、ファンは喜んでいるというのに、フロントはロングパスの多いゲームは面白くないなどと訳の分からないことを言っているらしい。あれだけ客が入ってもまだ不満なのか。
以前にも同じようなことがあった。
オジェック監督時代にリーグ戦五位に入り次のシーズンへの期待が高まったのに、監督交代。理由は五位にしかなれなかったからということだった。Jリーグになってからの最高順位だったというのに。その後レッズは長期低迷し、屈辱の二部落ちまで経験することになる。
浦和はサッカー界の阪神タイガースとも言える。ファンは熱いがフロントが阿呆でチームは弱い。
その阪神のフロントはここ数年本腰を入れてチーム作りをした成果が出て、ついに18年ぶりの優勝を果たした。
浦和もオフト監督が結果を出し始め、リーグ戦でも首位を伺う勢いだが、まだまだ長年のサポーターが満足するところには到達していないのである。軽率な指導者交代でせっかくのいい流れを途絶えさせることだけは止めて欲しい。
2003/11/8


サッカーの試合中継はいささかリプレイ過剰である。
リプレイが終わり元の映像に戻ると、次のプレイが動き出していたりする。
サッカーのゲームの一シークエンス(映画の用語を使って言うと)は、ボールの最初の蹴り出しから見ないと居心地が悪い。
リプレイを無理に押し込むことは少しも視聴者サーヴィスにならない。
2003/09/17


 井原と坪井

 2003年4月22日付けの朝日新聞朝刊に元浦和レッズ・ディフェンダーの井原正巳がDF論(下)として「反則で阻止 必要な技術」というコラムを書いている。
 これは許容しがたい論であり、朝日新聞は掲載を認めるべきではなかった。
 そもそも何ゆえスポーツのルールに反則行為の規定があるのか、井原はその趣旨を理解しているのだろうか。
 それは何よりまず選手の危険防止のためであろう。
 ラフプレーにより選手が怪我をし戦線を長期離脱せざるを得なくなれば、それが反則をしてでも止めたくなる怖い選手であればあるほど、リーグのレベルは低下することになる。選手にとってもファンにとっても多大な損失である。
 坪井というJに入ってからだけではなく、アマチュア時代にも殆ど全く反則をしていないという、浦和レッズばかりかJリーグとして誇るべきディフェンダーが現れたというのに、元日本代表である井原が反則行為を覚えることを勧めるとは、質(たち)の悪い先人である。無反則という坪井の勲章に筋違いな嫉妬をしているとしか思えない。
 浦和レッズにとっては坪井こそが、常にクリーンなディフェンスをしていたブーフバルトの真の後継者である。
2003/04/24


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